〜甘いキミの、秘密〜
Ends) 私の気持ち、新くんの気持ち
ーあーあ、結局紗季さんとの約束守れなかったし、
失恋…しちゃったし。
私だけでも行って謝んなきゃ
『約束したこと守れなくてごめんなさい』って。

カランカランカラン

「いらっしゃいま…あら?」

「こんにちはっ」

「お好きな席へどうぞ^^」

やっぱり綺麗だなぁ…新くんが好きな人だもんなぁ

「今日は1人?」

「あの、紗季さんごめんなさいっ」

「え?」

「私失恋しちゃいました」

「え!?」

「紗季さん…夜河新って知ってますか?」

「え、新?あなた…知ってるの?」

「私の好きな人…です。」

「そうなの…てゆか新に忘れられない人?初めて聞いたわ…」

「え?」

「新。最近好きな人できたって言っていたのよ。あなたとあったその日にメール来て『愛乃と会ったんだって?お前どこに行ってたんだよ!あの時の勝負忘れてないだろうな?次はぜってー勝つかんな!』って言われたの。笑」

「勝つ?」

「ええ。前にねオセロや色々な勝負事をやったのよ
そして新は負け続きだったの。だから悔しいんでしょ
ね。新の忘れられない人私とか言ってなかった?」

「い、言ってましたっ」

「なら好きの方の忘れられない人じゃない忘れられない人なんだわ、きっと。だからまだ遅くないはずよ」

「っ! 紗季さんありがとうございました!!!」

「いえいえ。頑張ってね。いつでもここに来てちょうだい。待ってるから」

「ありがとうございますっ!」

バタン

ごめんね、新くんっ

勘違いしちゃって…

会いたい、、今すぐキミに…っ!


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