十日月夜のおとぎ話

「大丈夫? 寝不足なんじゃないの? 授業中も寝てばっかだったし」


「ん――」


曖昧な返事を返した。

確かにこのところ、あたしは間違いなく寝不足だ。


ノゾムと話していると、あっという間に時間が過ぎてしまう。


だけど昨夜……

というか今朝は特にひどかったな。


いつも以上にはずんだ会話は結局朝まで続いた。


おかげであたしは一睡もしていない。


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