クールな青山准教授の甘い恋愛マニュアル
「何の部活だったんですか?」
俺の話に興味を持ったのか、綾香は包丁を持っていた手を止めて質問する。
「テニス」
フッと笑って答えれば、彼女はマジマジと俺を見て言った。
「先生強そう」
「綾香は今サークルとか入ってるの?」
「一応テニスですけど、月一くらいしか練習出てなくて……」
苦笑いしながら答える彼女に穏やかに微笑んだ。
「勉強も大事だけど身体も動かさないと。今度、俺と一勝負する?」
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