幼なじみのイケメン御曹司に独占されてます。
驚いていると、そっと頰に手をあてて

私の涙をすくってくれる。

「……ちかって、呼んで」

え……?

「……ずっと、可愛いあいとして接するのが正解だと思ってた。千愛は俺自身のことは見てくれないって」

「そ、そんなことなっ……「千愛」

言葉を遮られてあい……ううん、ちかの方を見ると、

「えっ……?」

ふわりとちかの匂いに包まれて、

胸がドキンっと高鳴る。

私、ちかに抱きしめられてるっ……?
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