社宅は社長の家の2階でした【佳作受賞】
「え? でも… 」

私がためらうと、

「もう、面倒見のいい近所のお兄ちゃん
じゃない。
のどかの恋人なんだから、修努って呼んで。」

と言われた。

「しゆう…と?」

「うん。もっと。」

「修努。」

「うん。」

「修努、だいすき。あいしてる。」

「のどか…
俺も、のどかを愛してる。
きっとのどかが思ってる以上に。」

修努は、そのまま、全身で愛を伝えてくれた。

私も全身で修努の愛に応えた。



翌朝、私は、汗といろんなもので汚れた修努のシーツを洗濯した。

毎日、これじゃ、シーツが何枚あっても足りないよ。
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