別のお話。

二人で同じ方を指差した後これまた二人でジへと向かう。

「お待たせ。春、お誕生日おめでとう」

「おめでとう」

「ありがとう」

「まだ少しだけ時間あるなー。他の店も見ていい?」

「見たい見たい」

俺の返事を聞かずに二人で歩きだす。

勢いに負けながらのろのろ歩いているとアクセサリーショップに二人の姿を見つけた。

「これすごく可愛い!」

「これも可愛くて凪ちゃんに似合いそうだよ」
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