別のお話。

「良くねえ。抱きしめるってか締められてる」

「凪、遅くならないうちに行くぞ」

「あー、名残惜しい。また来るからね」

「待ってるねー」

「もう二度と来るな」

「凪ちゃん、お母さんによろしくね」

「はい」

まるでどこか遠くに行く人を見送るようなやりとりの後、俺たちは自転車で十分とかからないの凪の家へと向かった。
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