キミへの想いは、この声で。
story*9 4人で過ごす時間

「……それでここどうなんの?」


「それ、さっき説明したやつ」


「だってわかんないんだもん!

もうちょっとわかりやすく教えてよ!」


「わかりやすく教えたから。

……佐藤を見てみろよ。お前と同じ説明を聞いて、しっかりと理解して解いてんぞ」


「頭悪くて悪かったですね!」


……また、始まっちゃった……。


幼なじみ三人組と一緒に過ごすようになってから、二週間が経過した。


未だに優乃ちゃんと徳原くんには緊張してしまう私だけど、少しずつその緊張もふたりのおかげで和らいでいるような気がした。


……ちなみに、今は放課後。


宿題として出された計算ドリルをみんなで教えあうといった感じ。


みんなで教えあうからには、机も四つくっつけて行っている。


私の隣には優乃ちゃんで、私の前が颯太くん、その隣が徳原くん。

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