キミへの想いは、この声で。

「全然いいのよ。

これからも茜をよろしくね」


「はい!」


お母さんの言葉に大きく頷いてくれる優乃ちゃん。


「じゃあ、茜!また明日な!」


──またね、颯太くん。


「また明日な、佐藤!」


──またね、徳原くん。


「茜、また明日!」


──またね、優乃ちゃん


みんなが一言言ってひらひらと手を振ってくれるなか、私は無言で手を振り続けた。


──今日はありがとう。


そんな気持ちを込めながら……。





家に着くと私はすぐに自室に向かい、ベッドに寝転んだ。


今日は楽しかったなぁ……なんて、みんなでクレープを食べたことを思い出す。


みんなと……もっと仲良くなれたらいいな。


ぼんやりとした意識のなか、私はそんなことを願っていた──。


.





.

< 132 / 337 >

この作品をシェア

pagetop