チャラめ男子と鈍感女子
「今日は残ってもらってありがとうございました。これ...飲んで下さい」
笑顔を浮かべながら渡されたのは、缶のカフェオレ。
「俺が勝手にした事だから良いのに...。でも、ありがとう♪」
俺はエミリーの好意に甘え、それを受け取った。
「書類の進み具合、どうですか?」
「ん?もう終わったよ?」
俺がそう言った瞬間、エミリーは驚いたような表情で。
「お、終わった...?さっきの分全部ですか?!」
「そ、そうだけど?」