大好きな先輩は隠れ御曹司でした
「じゃあお見合い、成功だったんだ」

「はい。両親も喜んで、卒業と同時に結婚式なら忙しくなるって今から張り切ってて」

「清花ちゃんってば恋人を通りこして、一気に婚約者なんて凄いね」

「ふふ。お見合いですからね」

最近うまく歯車が回らない自分の恋愛の苦しさに目を背けるように、光希は清花を質問責めにした。

「ね、婚約者さんはどんな人?」

恋に浮かれて話したい清花も、恥じらいながら嬉しそうに話す。

「元々、父同士が友人で。彼は商社にお勤めされてて、私が卒業する頃に海外に赴任される予定だそうです」

「清花ちゃん、結婚と同時に海外生活なんだ!」

「はい。親の勧めで英会話を習っておいて本当に良かったです。英語が出来ればどこの国でもとりあえずの生活は出来ますから」
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