俺が好きって認めれば?【完】

「ほんと、私ってばか」

###♡





翌日、私は学校を休んだ。


理由は、勿論発熱です、はい。





昨日の雨にうたれたのが原因といって間違いない。





「恵那~!私これから仕事に行くけど、安静にしてるんだよ~?」


「はーいっ」





1階から聞こえるお母さんの声に反応し体を起こすと、再びベッドへと横になる。





…駄目だっ。


昨日のことが、恥ずかしすぎて、思い出したくない…。





「あああっ!なんであの時、恭哉君と一緒に寝ちゃったんだろう…!」





遡ること1日前…





ようやく眠りから覚め、時刻を確認しようとすると、下校のチャイムが鳴った。


そう、午後の授業を丸々サボってしまったのだ。





スマホを確認すると、美冬からの不在着信が数十件。





すっかり美冬に連絡することを忘れていた。
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