雨の日の奇跡。



「ちょっと用があってね、腹減ったか?」

天音が優しく私の頭を撫でる

「用ってなに!なんで何も言わないの!
一日中黙ってどこに居たの!」

ボロボロと涙が落ちて
天音の胸をポカポカ叩く


「はるには関係ないだろ…
飯作るから風呂入ってこいよ」


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