私の心は君色へと変わる


その人の名前は赤山偲音。

見た目は暗そうで人見知りぽい顔をしているけど話をしてみると面白くて、話しやすくて、優しい一面もあるのだ。

そんな彼は陸上部。
彼は足が速いためよくバカにされる私。

また、偲音とは去年に引き続き同じクラス。
嬉しくないと言ったら嘘になる。

「今日るー子自転車?」

「今日は塾があるからくる、、、」


― キンコーンカンコーン ―

チャイムの音でかき消されてしまったるー子の声。

「はい、今日は席替えのアンケートについて皆に書いてもらいます。誰となりたいか理由も書くこと!ただし、仲がいいから近くになりたい。的なことは禁止だからね?」

ぬぉおおおお!!!席替えがせまっている!

ってなわけで、アンケートに記したのは“しゃべれる人を1人でもいいので置いてください”

朝の時間が終わった。






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