暴走族の総長と病気の私
翔「菜々ちゃん…」

天「ああ、分かってる…だから…守りたい」

菜「うるさい…!!今さら守るなんて言わないで…」
あぁ…さっきまでは許せたのに…なんで…

天「怒ってるのは分かってるつもりだ…だから…」

菜「守ってくれなくていい…そんな必要ない…」

翔「菜々ちゃん、俺さ、天が殺した訳じゃないのにそう言われるのって辛いと思う、そして言ったあと菜々ちゃんも辛くなってると思うんだけど、違う?」

…!?
菜「そ…それ…は……」

翔「分かるよ、その気持ちは…」

天「翔…?」

俺だって…その気持ちだけは理解出来るんだよ
翔「俺さ、大好きな妹が1人いたんだ…でも、病気で手術しても治らなくて…死んだんだ…」

「翔…」「翔さん…」

翔「俺は医者を責めた…なんでって、なぜ殺したってでも毎回後悔してた…なんで言ったんだろうって…だから菜々ちゃんの気持ちは分かる…」
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