きみにもう一度とどけたい、この声を

「ねえ」

誰もいないと思っていたホールからいきなり呼びかける声。自販機が並ぶ壁側に目線を動かすと、そこに立っていた人と目が合った。

「いいところに来た。レモンスカッシュ、好き?」
「え?」

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