SOG&MJK☆〈完〉

貴様何様俺様



「思ったよりも広く作ってんだな。」

辺りを見まわしながら奴は言った。


キス…好きな人だけとしたかったのに…

なんだろ…本当に頭が真っ白。


「な、何で…?」

「…は?」

無意識のうちにそう呟いていた。


「何?どうした?」

その言葉でフッとあたしは我に返った。




そうだよ!何なのよ!マジで!

「ちょっと!」

「うわ。急に我に返ってるし。」

「そんなのはどうでもいい!
 キスとか同棲とか、
 何なのよ!?」

「まだ聞くわけ?」

「あ、当たり前でしょ!」

その途端、奴はまたあたしにキスをした。


「その内分かる。」

そう言うと奴は部屋を出て行こうとした。


その内分かるって…

駄目だ。言い返す言葉が見つからない。


って!

「ちょっと、あんた!どこ行くのよ!?」

「どこって、荷物取りに?」

「あたし、まだ同棲なんて認めてないわよ!」

「…じゃあ。」

すると急に奴が近づいてきて。


―――あたしをベットに倒した。


「ちょ、何するのよ!?」



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