SOG&MJK☆〈完〉
「俺らの正体~?
じゃあ、特別に教えてあげるよぉ」
あー、気持ち悪ぃ。
けど…正体を知るためには
我慢だ。
「俺らはねぇ…代々藤沢家に付かれてる
護衛の一部だよぉ」
護衛?
代々?
「まぁ、護衛って言っても裏の方だけどねぇ?」
裏?
護衛に表裏ってあるのか?
「…眸とは?どんな関係だよ」
「眸ちゃん~?実際は俺達とは関わりないよぉ。
眸ちゃんのお母さんから借りたってのも嘘。」
「…は?」
「実際は俺たちが勝手に言っただけで。
眸ちゃんのお母さんは何も関係ないよぉ?」
どういう…意味だよ。
こいつ等…俺の頭をどんだけ狂わせば
気が済むんだ?
「とにかく!幸子ちゃんは、
俺たちにハメられたって訳ぇ。」
ハメ…られた?
「まぁ、お金に苦しんで死んじゃったんじゃん?
お兄さんを使ったのもあるかもねぇ?」
それからしばらく…
俺はイマイチ理解できない
話を聞いていた。