SOG&MJK☆〈完〉
「眸ー。いってらっしゃい♪」
後ろから來名は笑いながらそう言った。
おい。結局Sばっかじゃないか。
「もう!來名の馬鹿!」
「はいはい。ほら、入学式始まるよ?」
勝手に話を逸らしてあたしの手を引っ張って
立ち上がった來名。
ふん!覚えとけよー!
…なんて言えないあたし。
だがらみんなにMって言われるんだよな…
だとしても!言えないものは言えないの!
ブツブツと呟きながら会場へと向かった。