闇夜に消えて



5時間後、起きると外はすっかり暗くなっていた。


空には月も星も出ていない。


「流星……いつかえってくるの?」


そろそろ限界だよ。


流星がいない生活なんて耐えられない。


早く戻ってきてよ。


「ミュー……」


私とリンだけじゃ寂しいよ。


流星がいないのなら、私はこの闇夜に消えてしまいたい。

< 36 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop