ディナーセットのサラダみたいな
シャウトを数パーセント織り交ぜて叫ぶ。
ちっとばかし近所迷惑だったかもしれない。
小1の戯れだと思って見逃してくれよ、近所の鬼婆!

さあ、力一杯言い切って、彼の反応は?





キョトン、あどけない顔。
首を傾げでもしそうな”?”を隠しもせず。
言葉は通じたのだけれど、飲み込みかねている様子。



…あれ、もしかして。



「…いままで、ともだちじゃなかったの?」


「…へ」



ああ、しまった。





___ちゃんと”友達”と思ってくれてたんじゃないか!




今まで友達だと思って接してきた奴に
今更友達宣言されたトコで戸惑うに決まってる。


…下手したら、傷付けてしまったかもしれない。


”一方的な友達だった”なんて思われたら。
私は嫌々相手をしてやってた、なんて誤解されたら。


それは…困る。


「おれ、かずはのこと、ずっとともだちだと、おもって…」


ああほら、見たことか!
明らか沈んじゃってるし!

私の言葉で、こんな顔させてるんだ。

…うーん、罪悪感が凄い。
傷つけたかったワケじゃないんだって!

言わないと伝わらないような奴じゃないことなんて、分かってた筈なのに。



…じゃあ、ちゃんと、伝えないと。



「だってさ、きょうすけいっつもえんりょしてるでしょ」


私が、どうしてそんなコト言いだしたのか。


「あたし、ともだちならもっとたよってほしいんだもん!」


京介の引いた一線に、少しでも入れて欲しいから、


「だから、わたしともういっかいともだちに…


…いや!


しんゆうに、なってくれませんか!」




大人びた君が、子供の中で、孤独を感じないように。

いつか君がもっといい人と巡り逢うまでは…
私が、君の止まり木になれたらいいな、なんて。



…ちょっとキザかな!
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