先輩との2年半
「あれ?先輩?この時間もキッチンのフォロー行かなくていいんですか?」

少しニヤけそうになる顔を必死に抑えながら聞く。

そしたら、

「あぁ、別にいいよ!だってホール暇だろ?
俺とおしゃべりでもしようぜ!」

あぁあ、知らないんだ笑

仕事サボってるの見つかっても!


そんなことを思いながらも、やっぱり嬉しかった!

暇だったのは事実だし、退勤までの1時間何して過ごそうか考えてたところだったから…!

それから私は嬉しさのあまり調子に乗って、ポロッと言葉をこぼしてしまった。

「私、バイトの先輩にご飯連れていってもらうの夢なんですよねー!」

「ん?それは俺に連れていけってねだってんの?」

「あっ、いや、そういう意味じゃないんですよ!?
ただ、バイトをしてみたいって思った時の夢がこれだっただけなんで…」

もう、この時はほんとに、自分でも何やってんだ!!って突っ込みたかった!

そういう期待がなかったわけではないけど、

1時間かちょっと喋った相手に言われたら絶対戸惑うよな〜。

ほんとに、私ってば何やってんだろ…

「別にいいよ!どこがいい?」

「えっ、いいんですか?半分冗談のつもりだったんですけど…」

「えっ、要らないって??」

「あー、違います!!連れて行って欲しいです!!」

こんなに優しくされたら恋に落ちちゃうよね笑



この時に、少し気になりだして、

日記を書こうって決めた!
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