自由だねと、君は笑う
「...まずは、創立100年目という、節目ある年に首席入学できたことが、喜ばしい一点です」

昨日、台詞を覚えてきた。

「オープンキャンパスで来校した際には、ここと決めていました。秋園学院は、勉学・礼儀・友愛をモットーにし、市、いや、日本が誇る『完璧校』と言われています。ですから、ここと決めていても、やはり自信があったとは言えなかった」

顔を輝かせて話を聞く者、気怠そうに話を聞く者。____次には、そのどれもの人が同じ顔をするであろう。

「ですが、受験当日の朝、母が言いました」

私は深呼吸をし、最大の笑顔で、

「『受験はしなくていい。君は特待生として入学式に来て欲しい。とのことだそうよ』と」



そう言った瞬間、体育館に悲鳴が響く。
構わず話を続ける。

「保護者の皆様、騙されてはなりませんよ。この学校は、このような不正を堂々とします」

微笑み、一礼。檀上をおりる際、横目に校長を見た。
...案の定な顔面蒼白だった。教員たちは校長に何事かを言っている。





< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

#ふわりちゃんは女番長
藤原滓/著

総文字数/180

恋愛(キケン・ダーク)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「先輩、ありがとうございますっ......ふわり、嬉しい」 「ふ、ふわりちゃん...」 _______男なんて、オレの手にかかればこんなもん。 学園のアイドル・雲月ふわりの正体は、ヤクザを凌ぐ暴走族”紅姫”の女番長。 「お兄さん、オレの大事な仲間に何しようとしてんの」 ”紅姫”のふわりは、学園のときと打って変わってのヤンキー。 おまけにオレ一人称に男口調! 「こいつぁ紅姫の大事な大事な数少ない幹部の一人なの」 そんなふわりの前に現れたのは、厨二病のイケメン生徒会長・華国真樹。 「こちらから闇を操りし暗黒の俺を呼ぶ声がしたのだが.........まあ、驚いた」 「...っ」 「これはこれは、学園のPrincess、と......」 「......」 「......ボロボロのヤクザ」 華国に弱味を握られてしまい...!? 「黙っててやろう...しかし。俺と付き合え」 ただの厨二病のくせに、やけに優しい華国にふわりはドキドキしっぱなしで? 「貸せ。お前は女だ」 「俺、こう見えてかっこいいから」 「可愛いな...............いや、なんでもない」 「......好きだと言えば、お前はどうする...?」 不器用な厨二病でも女番長をドキドキさせることができるんです。 201812142145.
君と過ごした冬を、鮮明に憶えていた。
藤原滓/著

総文字数/8,493

青春・友情21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
start 2018/10/14/12:19 色とりどりの花。 活き活きとした草。 そのどれもが、怨めしかった。 荒田冬 -Arata fuyu- 入沢蛍 -Irisawa kei- 水しかない、静寂を貫く世界。 そんなところに、暖かな光を持って出てきた火垂る。 私は訊いた。 「そんな季節じゃないでしょう」 すると、 「うん」 笑って答えるだけ。 ___________________________________________ 「私、一生忘れない。この冬も、この景色も、蛍も」
ありがとう。-先輩、もう会えないのですか-
藤原滓/著

総文字数/3,547

青春・友情8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
2人は、付き合っていながらも、友人で、両想いでした。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop