ただ君を愛してる
「え…?」

あ…あたし?




「なんてな!」

「はぁっ!?ちょっとびっくりしたじゃん!」



…びっくりした。


てゆーか、龍生があたしのこと好きになるわけないじゃん!

あたしって自意識過剰…////

「びっくりした!?」

「もー龍生うざいっ」


と、あたしは龍生に一発蹴りを入れる。


「そこーっ!2人の世界にならないっ!」

「おっ、そこデキたんか~?」


…うざ。

ただ喋ってただけじゃん…。


「あっ、あたし家ここだから!ばいばいっ!」

桜は大きく手を振って家に入って行った。


…はぁ

少し疲れた。


「疲れてる。」

「はっ、疲れてないし!まだ若いんだし!」

「今日いろいろあったもんな~♪」

あたしはもう一発龍に蹴りを入れた。


「…やっぱりお前らデキてんじゃねーの…?」


「――っ!デキてないもん!」



あたしはそこから逃げた。

やだ、こんなガキっぽいの…。

精一杯家に逃げた。
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