あの日のメロディー

【ジャーーン!!バタンッッ】

『九条さん!!』
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」

私は過呼吸になり鍵盤がどんどん見えなくなり椅子から倒れ落ちた。
私の体は本当にピアノが弾けない。

「九条さん!大丈夫?」

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」

苦しい。呼吸がうまくできない。みんなの声が遠ざかってく。

「だめだ。誰か保健室の先生呼んできて!」

「私いっ【ガラガラ】
「遅れてごめ、、紅葉!?」

部活で遅れてきた陽翔はドアを開けるなり紅葉が倒れてるのが目にはいり驚いた顔で叫び紅葉に駆け寄った。

「おい!紅葉大丈夫か?紅葉!?、、薬は?」

「はぁはぁ か、ば、、な、、か、、はぁはぁ」

そこで私は完全に意識を失った。
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