好きって言わなきゃヤダ。【完】
お昼休み。
アタシは理仁君と理科準備室にて、お昼ご飯のパンを齧っていた。
瑠衣君はどこかで寝ているようでこの場にいない。
「それでねっ、ほんとにそれが面白くって。」
「あははっ。そうなんだ。僕も見たかったな~。」
アタシと理仁君は、ビックリするくらい仲が良くなっていた。
どうやら理仁君はアタシのことがツボらしい。
何でも笑って聞いてくれるし、アタシとしても楽。
アタシに出来た2人目の友達だ。