好きって言わなきゃヤダ。【完】
「…もう、これで全部?」
「うん!全部だね!」
駅前の商店街で買い物を終えた頃には
辺りは真っ暗で、空に星が浮かんでいた。
「あ~…やっと終わった…。疲れた~…。」
瑠衣君はその場にしゃがみ
疲れ切った様子を見せる。
「意外と時間かかっちゃったね。」
先生が後から追加で頼んでくるから…。
美少女にも容赦しない担任だ。
頼まれた教材は小物が多く
袋にまとめて入れると、何とか1つで収まった。