好きって言わなきゃヤダ。【完】
その瞬間、視界は涙で滲み始める。




瑠衣君の、バカ。




なんで、そんなこと言うのよ…っ。




アタシが、好きなのは…瑠衣君なんだよ?




瑠衣君だって、アタシの気持ち知ってるじゃん…っ。




知ってるのに、どうしてそんなこと言うの…?




どうして、アタシを傷つけるようなこと、言うの…?




アタシは瑠衣君が好きなのに…


那央とキスなんて、するわけないじゃん…っ!




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