好きって言わなきゃヤダ。【完】
「よしっ。」




しかし、勢いよく席を立ったところで、思いがけない声がかかる。




「英語係は、今から職員室に教材取りに来るようにな~。」




…えっ!


英語係って…アタシじゃん…。




もうーっ、なんてタイミングの悪いことっ!




とにかく急いで戻って来ないと、


瑠衣君達帰っちゃうよ~…!




大きなため息を零しそうになったが、


周りの男の子たちの手伝いたそうな視線を感じ堪える。




作り物の笑顔を張り付け、


猛ダッシュで職員室へと向かったのだった。




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