意地悪同期が本気を見せる時

彼の部屋を後にしたらさまざまな浩太との思い出が蘇ってくる。
全部が全部本心とはこうなった以上思わないが、束縛激しいとか言われるとやっぱり迷惑だったのかなと思ってしまう。

あ、なんかいろいろ考えてきたら涙が出てきた。
うん、今日は飲もう。
そう思い立って、自然と最寄りのコンビニによることに…


すると、見覚えのある顔が私の方を向いた。
「え、小嶋じゃん。お前こんな時間にコンビニ?」
と話しかけてきたのは同じ会社の同期の廣田悠斗。

「え、廣田こそ、こんな時間に酒とつまみ買いに来たの?」
とカゴの中をみて答える私。

「おう、明日休みだし少し飲もうかなと思ってさ。
お前は何買いに来たんだよ?」

「私も飲もうかなと思って酒買いに来た。」
と言って棚に並べられたお酒を選ぶことにする。

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