【短】水に挿した花
暫くそうした後…。
風を取り込む為に、そっと両手で窓の扉を開く。


すると、冷たい空気が部屋いっぱいに広がり、ハラハラと白い花の花弁が舞って行った…。

まるで、彼女が踊っているかのように…。


熱く、儚く…。


この目に焼き付いた、天使。


それはとてもとても…。


清らかな熱を孕んで、気高かった…。



彼女の誘いに乗らなければ、良かったのだろうか。

そうしたら、こんな風な別れ方をせずに済んだのだろうか…?


ボクは、海と空の間に視線を投げてから…。


どうか、幸せに…。


と、心で願った。



永遠の世界で、どうか二人が結ばれ、幸せになることを…。


心から祈ることで、ボクの使命は終わったんだ…。


人を愛する事、人を信じる事。

慈しみ、この両手で守り抜く事…。


彼女との出逢いで、ボクの世界は…。


これから、変わっていくのかもしれない。


そう、願わずにはいられなかった……。


Fin.



< 17 / 17 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

夜の蝶は甘く囁き、深く眠る…

総文字数/8,906

ファンタジー2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
アイを求め彷徨う、孤高のヴァンパイア 間宮夏織(まみやかおる) × 謎多き、存在…ジュンイチこと 川瀬准一(かわせじゅんいち) あの、咽返るような真夏の夜に。 出逢わなければ、きっと…この想いは…。 生まれる事はなかった筈だった。 『"其処"にいても、キミは誰よりもとても綺麗だ』 「貴方から注がれる彩られたアイの形に、私は…」 交差する視線の先にある世界は、渦を巻く。 敵か味方か、味方か敵か…。 紡ぐ言葉。 交わす吐息。 それは、きっと、二人を繋ぐ禁断の鎖。
Naked Love〜涙の跡を舌で辿る時〜

総文字数/35,884

恋愛(純愛)24ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
きっとね、 涙の数だけ、私は貴方にずっと恋をする。 毎日、恋をするの。 初恋を忘れられない。 社内で高嶺の花と言われるも無自覚♀ 柏木希子(かしわぎきこ)27歳 × 君は、何時だって俺の希望。 俺の宝。 そして…俺の、全て。 やり手のスパダリNo.1と称される♂ 浪岡悠久(なみおかゆうき)32歳 START:2025/12/03 END:2026/05/12
表紙を見る 表紙を閉じる
私の住んでいる家には…。 とっても懐っこくて。 とっても格好良くて。 大切な、まるでふわふわの大型犬がいます。 その名は窪田静人(くぼたしずと)…。 私だけのよび名は「しーちゃん」 ずっとずーっと…。 彼だけを傍に。 彼から注がれる愛だけを信じて。 偶に「仔猫みたい」って、 つんつんしちゃう時もあるけど。 彼の前では、誰にも見せない顔を。 だって、こんなにも愛しいから…。 しーちゃんに近寄る女の子達には、 「静人に触らないで」 と、さり気なく牽制を。 私に寄ってくる男共には、 「だから?私、静人以外必要ないので」 と、バッサリ断ち切る。 色目を使って来ようものなら、 「は?私の全部は、静人のモノだから」 と、断言する。 私の世界はしーちゃんのもので、 しーちゃんの世界は私だけのもの。 だから…私にとってしーちゃんは、 唯一無二で…煌く光。 愛しくて愛しくて、堪りません。 ❐❐❐❐❐❐ しっかり者女子(飼い主?) 雨宮彩恋(あまみやあこ) × ❏❏❏❏❏❏ 幼馴染の同居人(ペット?) 窪田静人(くぼたしずと) 「しーちゃん、大好き」 「あこちゃん!俺も!大好き!愛してるー!」  「まーて!おすわりして!ふせだよ!」 「あおーん」 「よーしよし」 この関係は、 絶対に誰にも邪魔させない。 START:2025/11/03 END:2025/11/04

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop