僅か30センチの恋

李人「今日は忙しかったのか?」

涼美「別に。」

李人「そっか。何か嫌な事でもあった?」

涼美「別に。」

李人「メッセージ送ったのに
全然返事来ないから何かあったんじゃ
ないかって心配してた。」

涼美「そう。」

初めての事だった。
スズとこんなに会話が続かなかったのは。

その時に思い知る。
いつも会話を続けてくれていたのは
スズだったんだと。

しばらくの沈黙が続いた後
突然、スズは泣き出した。
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