僅か30センチの恋

聖夜「課長昇進おめでとう。」

李人「ああ、ごめん。ありがとう。」

最近、もう1つ知った事。
俺はどうやら、1つの事に
熱中すると他が見られなくなるらしい。

仕事で頭いっぱいの時はスズを悲しませ
スズで頭いっぱいの時は聖夜の事なんて
ほとんど忘れていたと言っても
過言ではない。

李人「ごめん。」

聖夜「何回謝んだよ。もういいわ!
で?ようやく出世街道に乗ったっつーのに
お前は何でそんな浮かない顔してんだよ?」

李人「うん...。」

そんな俺を一言も責めない聖夜は
やっぱり人として素晴らしいと思う。
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