テレビの感想文
ただ、私は昔、応援している芸人さんにプレゼントをあげたりしていた時期があったので、誰かのファンになるその気持ちはまったくわからないわけではない。

でも、あるときふと、冷めてしまった。
別に、私がいくらライブに行こうが、何かあげようが、私を認識してもらうことはない。一方通行だ。
それに、違うことにもお金を使いたい。
少しずつライブに行かなくなり、気づいたらまったく行かなくなっていた。

その頃、ある芸人さんが、ツイッターで〇〇が欲しいとリクエストしているのを見た。
自分のファンに向かって、そんな風にはっきりと言っている芸人さんはほかにいなかったし、なんとなく、それはちょっと違うんじゃないか、と違和感のようなものを感じた。

あと、私が応援していた芸人さんが売れて、テレビで見るようになったのが大きかった。
ライブに行かなくても見られるんだったら、お金を使わなくて済むし、こっちのほうがいいと思った。


ゲストの女性は、グッズを買うことで推しにお金を投げていた。男性は、アマゾンのほしいものリストにあったものを買っていた。炊飯器を買ったあと、ライバーが「ごはんが炊けるようになった」と言っていて、それが嬉しかったそうで。形が変わっただけで、2人とも投げ銭をやめることはなさそうだった。

この2人は、番組出演後にどうなったか、番組が追いかける「定期健診」をすることになった。この番組でまた見る機会があったとき、はたしてどうなっているのか。
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