テレビの感想文
英梨が、根尾社長と友野と、フランスのパリに行くという。父親と英梨の会話を聞きながら、

(根尾光誠時代の僕が行ったことがないパリに、なぜ今の根尾光誠が行く?)

パリに行く日は、11月13日。その日は、パリでテロがあったと思いだす英人。

家を出た英人は、東郷の自宅に行った。

「根尾社長は、どうしてパリに行くことになったんですか」

「半導体を製造する、熊本工場の長嶺社長に会うためだ。君の提案に、興味を示したんだよ」
と、琥珀色のお酒が入ったグラスを片手に、答える東郷。

(つまり、英人の中に入って生きていた僕の言動が影響を与えて、今の根尾光誠の歴史を変えてしまった)

(歴史が変わってしまった以上、英梨ちゃんや、友野くんや、根尾光誠が、テロ事件に巻き込まれることもあり得る)

(そもそも、根尾光誠が死んだら,僕の存在はどうなる?)

それはつまり……。英人、の中の根尾光誠が、まったく知らない「未来」が始まる、ってこと?

まるでビリヤードのボールとボールがぶつかるように、最初にぶつかったボールが「変わった」ことで、光誠が、予測できない展開に。
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