執事の君に愛されて……
カタン………。

「彼の名前は、藤守 明石(フジモリ アカシ)、少しチャラいけど、執事としては一流ですよ。
まあ、カッコいいかも知れない。
何か聞きたいことは、ありますか?」

なんだろう。
なんだか、怒ってる気がする。

私…なんかしたかな?

「もうないけど………なんか、怒ってる?」


私は、零の様子に首を傾げた。
零が近づく……耳元で囁いた。

「俺以外に好きになんなよ、明石、好きになんなよ?
執事は、お嬢様を好きになっちゃダメなんだ」


えっーーー?

なら、なんで零は私を?

急に襲う不安。

私は、零の言葉が離れられない。

会社に着いてからも、頭の中は零のこと。
どうして、聞かなかったんだろう。
"貴方にとって、私は、なんですか?"ーーって。

藤守 明石さんには、会社についてすぐに出会った。

確かに、チャラそうな感じではある。
マイを守れるのか、不安はある。
だけど、今はそれより。

零のこと。
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