1コインでサイダーを、

「俺、窪川が俺のことを見てくれるようになるずっと前から




窪川のことしか見てないよ」























西谷くんは私に追い討ちをかけるように甘い言葉を囁く





















「だから俺、




窪川が佐藤のこと好きなのも知ってた。





















あの時校庭で泣いてたのも





佐藤のことでだろうって本当は気づいてたけど






















人の傷心に漬け込んで振り向いてもらうなんて



そんなのダサいからしたくなくて。」





















西谷くんらしい、ってまた思った



















「でも結局はそんな感じになっちゃったんだけど」



ここでフッと笑う仕草に

私は不意にドキン、とする






















あぁ、いつから私


こんな西谷くんの言動一つ一つに胸を鳴らしていたんだっけ






















「俺、窪川のことずっと笑顔にさせる自信あるよ?」


















もうそう言った西谷くんの表情は自信に満ち溢れていて



















その時すでに



私は笑顔になっていて











































こんなことをふと思った























「今日さ、帰り





サイダー買って飲も。一緒に」


























何だか不思議と



サイダーみたいに


甘くて刺激のある






















そんな気分を



貴方と分かち合う放課後なんて

























いいなぁって思って。




















「何だよそれ」


西谷くんは呆れ笑いながらも



















サイダーなんて久しぶりだな、と言って





案外言い出しっぺの私より乗り気かもしれない

































ねぇ 神様







私、





















ちゃんと笑えてるよ

























すっごく幸せ者だった






















好きな人と両想いになれることなんて


























こんな幸せなことがあるなんて























私、恋をやめられないかもしれない




















だから



今日も笑っていよう





























こうやって





好きな人の隣で。


【1コインでサイダーを、】














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