オレンジレター
「速いと言えば、田野君だって。一年生で一番だし、二年生と比べても男子だったら一番じゃない?」
「うーん」

自慢じゃないけど僕だって、かなり上の方だ。正直、三藤先輩が出るんだったら僕も出たい。でも…さすがに一年生では無理だと思う。


「まあ、明日に期待ですねっ。先輩!」

三藤先輩はふんわりと笑うと手をふった。
「そうだね。じゃあそろそろ家つくから、バイバイ!」

「お疲れ様です!」


………そして翌日
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