一姫ニブス。~世界で一番大嫌いな姉~
「あ~!
なんか今日のえまの髪型可愛いー♪」



「わかるー??
今日朝早起きして編みこみしてみたんだぁ♪」




髪をさわりながら、
嬉しそうに話すお姉ちゃん。



その2人の後ろに隠れて歩く私、


松野 理花。

中学3年生。


頭が悪くて、
成績いつもビリか、
下から数えたほうが早いくらい、
友達もたくさんいない
要領の悪い

お姉ちゃんとは正反対の

ブスな妹である。

そんなお姉ちゃんと1つだけ一緒なのが
ど田舎育ちで、
家が貧乏っていうこと。
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