キスからはじまる
キス10


土日が開けて、月曜日から金曜日までの5日間、期末テストが行われた。


先々週の金曜日の身だしなみ検査の日、世良くんと付き合っているのか勘違いされそうになったけど、土日をはさんだ上にテストがあったおかげであれ以来なにも言われることはなかった。


中間テストでは土日を挟んだからテスト勉強に余裕があったけど、今回はぶっ通しの5日間だったため、すごく疲れた。


終業式が来るまでの4日間で、一気にテストが返却されていった。


結果はなんと、全教科80点以上!!70点以上を目標にしていたから、ほんとにびっくりして、うれしかった。先生にはほめられたし、お母さんも快く10時門限にしてくれた。


そして──待ちに待った、終業式。12月24日。今日は、クリスマスイブだ。世良くんと、イルミネーションを見にいったあと、街で人気のイタリアンのお店に行くことになった。


メグちゃんからは、デートデートって冷やかされてる。


これは…デートと思って、いいんだよね?


わたしはてっきり、世良くんには彼女がいるのかと思っていた。あの、寝言で呼んでいた女の子。でも、どうやら彼女じゃないみたい。だって、付き合ってる子がいたらわたしのこと、クリスマスイブなんかに誘わないよね。だから、あの寝言はもう聞かなかったことにしよう。そう思った。


世良くんのほうから誘ってくれたんだから、わたし、少しくらい自信持っても…いいよね?


< 100 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop