生きろ。死にたくなかった君の号哭を、俺達は死んでも忘れない。
――余命宣告された俺には、夢も希望もない。
その二つを、これから作る気もない。
そうであるからこそ、――俺は託すしかない。
親友――空我に、俺が死ぬまでに生きる希望を与えること。
今からそれが、俺の存在理由だ。
俺はあいつらのそばにはいれないから。何があっても、きっとそれは変わらないから。
――俺は空我が、あいつら四人が俺が死んでも幸せになれるように、努力するよ。
< 1 / 228 >