あなたが居なくなった日。
目の前の男の子はビクッと肩を動かし驚きの表情を見せている。
少し後ろで待機している友もきっと目を見開いているだろう。
だけど!
一番に驚いているのは他でもない私だ。
「どうしてダメなの?」
驚き固まった空間で初めに動きを取り戻したのは目の前に立つ男の子だ。
「あ、その、だから……。だって無理です。
曲被りを避けたいと思ってるのに特進クラスの人と被るなんて……。
ダメです。私には無理です」