*・。ALICE。・*
「何なの、あれ。」
沈黙を破ったのはアミ。
陸が居なくなったことが
不満で堪らなそうだった。
「ホント悪かった。
いつもはあんなんじゃないんだけど…」
申し訳そうに謝る蓮を見ても
アミの機嫌は一向に直りそうもなかった。
「だからって帰っていいわけないでしょ?」
言いながらアミは蓮を睨みつけていた。
「あいつにも色々あったんだよ。」
「色々って?」
蓮の言葉にようやく反応した
あたしだったけど
肝心の蓮はそれに答えようとしない。