その笑顔、私のモノ
chapter3

***

この前の事があってから3日。
何事もなく仕事もこなした。
そして、4日目の今日。

なんと!漣からのデートのお誘いがあったのだ。
ちなみに、今日は2人とも仕事は休み。

朝からのんびり2人で過ごしていた。
お昼を食べたあと、漣がいきなり「彩子ちゃん!デートしよ!」っと言い出したのだ。

断る理由も無く、支度を始める。
漣とのデートはいつも近場じゃなくて、遠くまで行く。
近くだと知り合いに会うかもしれないから。

今日は、どこに行くの?と聞いても、漣は「着いてからのお楽しみ〜」と言って教えてくれなかった。
着替えを済ませて、準備をしたらリビングに戻る。


「彩子ちゃん…!!
可愛すぎる!やっぱりデート行くのやめる?
こんな可愛い姿、他の男に見せたくない!」


ドアを開けた瞬間飛びついてきそうだったので、サラッと避ける。


「漣がデート行くって行ったんでしょ?
ほら、変な事言ってないで、さっさと行くよ。」


バックを持って、部屋を出る。


「あ、まって!僕も行くから〜」


漣が、急いで追いかけてくる。


「早く行くよ〜!」


さっきは、漣をサラッと交わしたけど、実は久しぶりのデートなので、私も楽しみだったりする。


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