平成最期の夏僕は君と出会った
2017年12月冬…クリスマスが過ぎ残り5日ほどで今年が終わる、スタッフルームでは好きな異性タイプの話で盛り上がる。
村瀬「やっぱり俺は有名どころで例えるなら…佐野ひなこかな〜あのクビレがいいんだよなぁー。亮平は?」
有田「俺は…吉田羊かな」
村瀬「でたぁー、相変わらず歳上の女の人好きだよな」
有田「なんかこう頼りになる女っていうの?テレビとかみてるとカッケーよなって思うんだよな」
村瀬「お前は女子かっ!疾風は?」
疾風「えっ?…何が?」
村瀬「何がってこんなに話が盛り上がってるのに聞いてないとかなくなくなーい!」
疾風「あっ、ごめんごめん!ちょっと考え事してた。」
有田「何だよ〜考え事ってこの前行った風俗嬢のコで妄想してたのかよ。」疾風を笑いながらからかう有田

疾風「ちげーよ!てか、俺は行ってないだろ!」
村瀬・有田「そーだっけ?」
有田と村瀬2人同時に声を揃えて顔を見合わせる
疾風「そーだよ!で、何の話?」
村瀬「好きな異性のタイプ話だよ!疾風は誰かいないの?例えば女優とか歌手とかで?」
有田「因みに俺は吉田羊で村瀬は佐野ひなこなんだけどな」
疾風「うーん…」
疾風顎に手をあてて考え込む。まるでロダンの銅像のようだ。
村瀬「いやお前はロダンの銅像かっ!てかそんなに考えるかよ!」
疾風「だって、テレビとか見ないし…そもそもテレビ家にないしなー。例えろって言われても」
有田「テレビないって…家で何すんだよ。」
村瀬「そうだよ…なんか好きな芸能人1人くらいは誰でもいいから作っとかないとつまんねー男になるぞ!」
疾風「はっ、何だよそれ。別にいなくたって俺は生きてけるからいいの!」
有田が間髪いれずにふざけて疾風の両肩を掴み
有田「いや!ダメだ!好きな芸能人の1人くらいは作らないとこれからの新時代に生きていけないよ…疾風くん」
村瀬もそれにのっかるように後ろから
村瀬「そうだぞ疾風…特に俺たちとこれから長い人生仲良くなるんだったら」


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