覚悟はいいか!【完結しました】



「いや、えっと…………」


だいたい、こんな感じ
言いたいことを言わずに私の貴重な休み時間がなくなるのだ
ちなみに、私は1組、美幸と南くんは3組


たぶん、いや、絶対南くんは美幸の事が好きなんだ
3人でいてる時も、ずっと美幸を見てる
それはそれは、だらしない惚けた顔で

イケメンでもあんな顔見たら百年の恋も冷める
女子達はどこを見てるのだろう


美幸大好きなのはわかってる
休み時間にわざわざクラスの違う私と話しなんてせずに美幸と居ればいいのに
同じクラスなんだから
いや、寧ろ嫌がらせされるかも知れない美幸を守ってほしい

私はわざとらしく大きくため息を吐いた


「あの、南くん?
せっかく美幸と同じクラスなんだから教室にいた方が良いんじゃない?
私とこんなところに居るのは誤解を生むだけだよ」


私は思っていることを伝えた
今までも言いたかったけどさすがに出会ったばっかりだから、これでもいちお遠慮していたんだ

私だって貴重な休み時間が潰されるのも
変な噂話の的になるのもごめんだ

はっきりと言った
しかも、声のトーンも低めに怠そうに

なのに、南くんはキラキラと待ってましたと言わんばかりに瞳を輝かせた


うわっ、そんな顔もイケメンなんだ


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