覚悟はいいか!【完結しました】
1日の終わり




私は帰り道で美幸に連絡して今日はキャンセルした


「ごめんね」

「何言ってるの、大変だったね
ゆっくり休みなよ
誠さんにもメッセージ送っときなよ」


そう言ってくれた
会える時間だったけど………
最後に資料室の時計を見た時は20時前
二時間以上閉じ込められていたらしい
隆也も一緒に居てくれて良かった


「あとさ、誠さんに私たちの連絡先教えて、私たちにも誠さんの連絡先知りたい
正直、今日は焦った、心配したんだからね!
隆也も心配してたんだよ」


少し涙声の美幸にきゅっと胸が痛かった
心配させちゃった


「ごめんね、また二人には改めてちゃんとするから」

「うん、わかった」


電話を切ったあと、美幸に言うとおり誠さんにもメッセージを送った
閉じ込められたとは言えなくて、トラブルがあってと送ったらすぐに着信が鳴る


「優?トラブルって?」


お友達と飲んでるときに言うのを躊躇った
でも、美幸も同じ会社なんだから隠してバレた方が後々絶対厄介だって言ってたから


「えっと、資料室に閉じ込められちゃって」

「は?」

「えっと、だから………」

「帰る、今から帰るから」

「え?あの………」


ぶちっと切られてしまった
あの声、相当怒ってるな………







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