覚悟はいいか!【完結しました】



「誠さんは、どうして優なんですか?」


悟のバーで四人で会って、当初の目的である連絡先を交換した
隆也さんは美幸さんの連絡先を言うのを渋っていたが美幸さんの一撃に撃沈


ありゃ、反則だ
「基本は隆也とでしょ?
でも、何があるかわからないじゃない
優と誠さんとはこれからもずっと一緒でしょ?
ね?お願い」
なんて、可愛い顔で言われた隆也さんは真っ赤になっていた

優はそんな隆也さんに心底嫌そうな顔をしていて
俺の危惧したことは本当になにもなかったのだと安心した


悟も一緒に飲みたいと店が終わってから、俺たちは男同士、女同士に別れて飲むことにした


「なんでって言われても………」

「誠さんなら優じゃなくても女には困らないでしょ?」


あぁ、優はいい友人を持ったな
俺への牽制
俺と言う人間を知らないから

初対面に近いのに、年上である俺にもはっきり、聞けるのは優を大事にしているからだ


「隆也さんこそどうして美幸さん?
隆也さんこそ、女には困らないだろ?
それに、優の親友が男なのは気に入らないよ」

「俺は誠さんが優の親友を辞めろっていわれても辞めません
もしそうなら、全力で俺が誠さんの代わりに優を守りますので別れてもらいます」

「うわっ、優ちゃんいい男がこんなに近くにいるんじゃん
誠、負けるんじゃね?」


本当にいい男だな
驚いた
隆也さんが美幸さんじゃなくて優をなんて思ったら恐ろしい





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