略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
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18時。

近くの居酒屋で、送別会が始まった。

参加人数は、50人を超えた。

「なんでこんなに!?」

結は驚いていた。

春山さんは、

「伊藤は、安達班のアイドルじゃなくて、うちの部のアイドルだったんだよ。
今日は、卒業コンサートだな。」

と笑うと、結は、

「え? 私、歌いませんよ!?」

とボケをかましていた。

春山さんが、

「お前、それは、物の例えだろう!?」

と言うと、みんなが笑った。


それから2時間、俺は幹事として、裏方であり続けた。

結とは、一言も喋らなかった。

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