略奪"純"愛 『泣かすなら俺がもらう』
結婚するから。
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結婚式するから。

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翌週、5月23日(土)の朝。

朝ご飯を食べながら、聞いた。

「結、6月28日の日曜日って、空いてる?」

「納期の2日前でしょ?
万が一に備えて空けてあるよ。」

「ご両親の予定も聞いてくれないかな?」

「は? なんで!?」

「結婚式するから。」

「は!?」

「じゃ、よろしく。」

俺はそう言うと、食べ終わった食器を片付け始めた。

「結婚式って、どういう事!?」

「結も急げ。
この後、式場、見に行くぞ。」

「え!? 聞いてないんだけど!!」

「うん。だから、今、言ってる。」

俺は、結が戻ってきてから、結に内緒で、バスケ仲間の拓郎に連絡を取っていた。

拓郎の彼女が、ウェディングプランナーだって聞いた事があったから。

近々に結婚式を挙げられる所を探してもらって、いくつか候補を出して貰っていたが、3日前に超オススメの式場が空いたと連絡があった。

日にちも、第1希望の6月28日。

早速、今日、見に行くと連絡をしておいた。
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